bespoke shirt -vol.1-

こんにちは。

今回は camiceria eri のシャツ作りについてお話をしていこうと思っています。

Instagramでは投稿していますが、より細かい作りについてお伝えできればなと思います!

まず、シャツの顔と言っても過言ではない襟型とロール感。

こちらのシャツの襟型はホリゾンタルカラーで、ロール感がうまく出るように、フラシ芯を使用し襟が寝ないように台襟にも適度な硬さのフラシ芯を使っています。

襟よりも台襟が意外と重要で、シャツのボタンを開けた時にクシャっとならないように設計にしています。

どちらかというとカジュアルよりの衿型になりますので、ボタンを開けて着るということを考えて作りました。

私が作るシャツはハンドステッチが多いのですが、ヨークにも入れています。

糸が太すぎるとカジュアルすぎるので、ほどよい番手のものをシャツの色や厚みによって変えています。

袖ぐりはイタリアのシャツのように、袖山をポイントに脇下まで流れるようにまつりつけています。

あえて、あたりを出す事で立体感や手縫いの風合いを出しているので、そういった雰囲気が好きな方にはきっと分かってもらえるのかなと思っています。

とても手間がかかる箇所なので、一般的にこの袖ぐり部分はミシンで縫われている事が多いと思いますが、camiceria eri のシャツは全てこの仕様でお作りしています。

こちらは袖下の部分になりますが、袖は後付けで前に少し振っています。

脇と袖底は、地縫いの後、ミシンステッチではなく手まつりで縫い代を押さえているのですが、、、

もちろんこちらも手まつりです。なかなか骨の折れる作業ですが、頑張ってます(笑)

というのも本当ですが、私自身がこういう作りが好きだからやっているというのもあります。

続いて、袖口周り。

袖口のあきですが、こちらはちょっと変わった仕様にしています。

ハンドステッチもあり、カンヌキもありです!

個人的にカンヌキかがるのも好きなんです。

うまくいくと一日がうまくいくような気すらします(笑)

カンヌキといえば。

前立ての第3ボタン側、こちらにも入れています。

襟を開けて着た時の為の、補強の意味もありますが一手間加えることに意味がある、と思っています。

なにごとも、手間を惜しまない

そして、女性ならではのやわらかい雰囲気がするイタリア仕立てのシャツ

camiceria eri のシャツには、そういうこだわりがあるのを分かっていただけたら嬉しいなと思っています。

長くなりそうなので、続きは vol.2 でお伝えしたいと思います!

それではまた。

ERI

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